四谷の名店、すし匠を系譜する『匠 鮨 おわな』(恵比寿/鮨)

四谷の名店『すし匠(しょう)』にて、約10年以上の修業を重ねてこられた、小穴健司(おあな けんじ)さんが2017年8月にオープンされたお店。

予約通り、18:00に入店。
まだ誰もいない店内に、小穴さんが明るく出迎えてくれました。

ビールをオーダーし、大将おすすめコースのスタート!匠系列の大きな特徴の1つがつまみと握りを交互に提供するスタイル。

しじみのスープ

これからはじまる握りとお酒に備えて、まずは胃の準備。

イサキの昆布締め

この日は、イサキのお造りから。

子イカの印籠詰め

子イカはとても柔らかく仕上がっていて、甘タレと山葵の香りの良いコラボレーション。

小鯛のおぼろ漬け

さて、ここからは握りも。

すみいか

スミイカをイカスミ塩でいただく、お洒落な一貫。

金目鯛の炊き上げ

春菊と菊の花が添えられた餡の下には、大和芋の餡。

赤身の漬け

5日寝かしてから漬けているそう。

ここで、今日初めての「赤酢」。
ネタとの相性で、赤と白のシャリを使い分けをするんだとか。

カワハギの肝ソース

コレは忘れられない一貫。
シャリとネタの間に芽ネギがいいアクセント。

しめ鯖

青ネギと白ネギの醤油に、和がらしを添えて。

糸もずく

石川県産の糸もずく。
いつも食べている沖縄産のもずくとは、全くと言って良いほど違う。

シャキシャキ感が、口の中にいい余韻として残る。
そして、いいのど越し。

白エビの昆布締め

アジの塩締め

上の薬味は、生姜とあさつき。

ネギま

たっぷり山葵といただく、マグロのほほ肉。

この日「やま幸」さんから仕入れた162kgのマグロから、たった1kgしか取れないという、貴重なほほ肉。
とても贅沢な、本物の「ネギま」。

あん肝とスイカの奈良漬

奈良漬とあん肝は相性が抜群で、日本酒が進みすぎる一品。
たっぷりの山葵と共に。

イクラの小どんぶり

よくよく混ぜて、いただきます。

優しい食感のイクラは、ごはんにとにかくよく絡む。
これまでにどこでも食べたことのないイクラ。

サワラの燻製

そういえば、燻製のお寿司って初めてかもしれない。

アナゴの西京焼き

通常サイズの1.5倍くらいある、身がしっかりしたアナゴでしかできない焼き物。

トロ

もうこれは、言うことなし。

小肌

とても美しく仕上がっている。

白子ポン酢の茶碗蒸し

さっぱりと濃厚の間を行ったり来たり。

鰤の昆布締め

北海道は宗谷の鰤。10日間寝かして昆布締めにしているそう。
和がらしと共に。

雲丹

「ハイ、どうぞ」と渡されたのは、ブーケのような雲丹の手巻き。

海苔からこぼれんばかりの贅沢な手巻き。

ここで、一通りのコースは終了。

 

まだまだ楽しみたい私たちは、引き続き、おすすめネタをいただきます。

赤貝

ボタンエビ

おすすめの食べ方を聞いたら、「軽く炙りましょう」とのこと。

おはぎ

おわな名物、おはぎ。

穴子

ふんわりしっとり。
もう、持った瞬間から美味しい穴子。

サヨリの塩締め

血合いと中トロのあいだ

今日はこれにて終了。

コースの締めには、大根おろしのお味噌汁でさっぱり。

この日も平日に関わらず、もちろんすぐに満席になる人気店。

客席は、8席のカウンターと6席の完全個室が一部屋。
もちろん予約必須のお店です。

飲みすぎて写真を撮り忘れてしまったが、ネタに合わせて出してくれる日本酒のペアリングも最高。たくさんの種類を飲みたいとリクエストすれば半合ずつ出してくれるのも嬉しい。

かなりコストパフォーマンスが良い上に、大将が気さくで温かい雰囲気。
最高なひと時でした。

【MENU】
大将のおまかせコース:21,600円/人(税金・サービス料込)
その他追加オーダーとお酒:16,800円

【DATA】
匠 鮨 おわな
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-17-17 TIMEZONEテラスビル 4F
電話:03-5725-2020
時間:17:30 ~ 23:00
定休日 :月曜日
予約:ポケットコンシェルジュにて空席状況確認と予約可能。