【賃貸DIY】村田家の有孔ボードを活用した壁面収納の作り方

新型コロナウイルスの影響で、おうち時間が増えている今日この頃。
みなさんはどんな休日を過ごしでしょうか。

夫婦そろって料理好きの村田家は、普段つくりたいけど時間がかかるゆえにつくれない料理やお菓子づくりに精を出したり、つくり置き用にヴィーガンカレーを何種類もつくったり、2人そろって半日以上キッチンで過ごすことが多くなっています。

料理以外にもう一つやっていることは、家の掃除や整理。

このタイミングで、快適な空間作りと片付けを進めようと、少しづつ家の中を見直しています。

先日、我が家を取材いただいた際にごちゃつき出していた壁面収納も整えたのですが、この壁面収納がおしゃれ!とたくさんの方から褒めていただき、嬉しいかぎり。

今日は、村田家の壁面収納を、作りかたとともに(調子に乗って♪)ご紹介します。

ちなみに、この壁面収納の材料は、ホームセンターに行かずともネットでも注文できるので、外出が難しいこの時期にオススメのDIYです。

紹介するやり方は壁などに一切穴をあけることないので賃貸にお住いの方でも、安心して作れます。

 

 

制作当初の壁面収納

この壁面収納は、家具を探している時におしゃれなお店で見かけてから、「引っ越したら必ず我が家でもやろう!」と思っていたことの一つでした。

制作当初はモノが少なかったのですが、2年間でかなり変化しました。

 

現在(制作から2年)の壁面収納

「自分たちの好きなものだけを置く場所」

なのですが、
今では、「トレイルランニング」に関するものと、「海外旅行の思い出」でいっぱい。

家の中で、もっともお気に入りの場所になっています。

 

ここからは、DIY素人のわたしたちでも手軽にいい感じにできた作り方を、簡単にご紹介していきます。

 

STEP1. 採寸と買い出し

まず対象となる壁の高さと幅を事前に図ります。

採寸を終え、ホームセンターで購入した材料と道具は以下の通り。

  • 有孔ボード・・・3枚
  • SPF材(2×4)・・・4本
  • PILLAR BRACKET(=アジャスター)・・・4つ
  • 木ねじ 3.8×25 9本入り・・・必要なだけ
  • 紙やすり・・・必要なだけ
  • 電動ドライバー
  • 滑り止めシート・・・なくてもOK
  • 強力両面テープ・・・なくてもOK

有孔ボードは、市販されている920mm×1,830mmサイズをそのまま使用します。

2×4のSPF材は、床から天井マイナス5cm(※)になるよう、ホームセンターでカットしてもらいました。

※このマイナス5cmというのは、PILLAR BRACKETを活用する場合なので、使用するアジャスターの指定する長さに、2×4SPF材をカットしてください。

 

 

STEP2. 材料にヤスリをかける

有孔ボード、SPF材ともに、ヤスリがけを行います。

この工程は行わなくても問題ないのですが、今回購入した白い有孔ボードは白塗料が塗られているため、白い粉が表面にたくさん…。最低限、表面から白い粉を落とすためにやすりがけを行いました。

また、少しやすることで、マット感と多少の使用感がある仕上がりにしました。

SPF材も同様、やする工程は省いてもOKですが、カット断面をきれいにし、所々みうけられる角張っている箇所や少し木が裂けている箇所を無くして安全な収納になるよう、やすりがけを行うことをオススメします。

 

 

STEP3. SPF材を柱にする

SPF材を柱として利用するために重要なのがアジャスター。

アジャスターを使えば、壁や天井に穴を開けることなく柱を取り付けられるので、賃貸でも気軽に柱を取り付けることができます。

ホームセンターやネットなどですぐ見つかりますが、よくあるのがプラスチック製のもの。簡単に手に入るのは良いのですが、ちょっとオシャレさには欠けるのです。アジャスター部分は、外から見える箇所なので、できれば見栄えがよくかっこいいものにしたい!

そんな時に見つけたのが、PILLAR BRACKETという今回使用したアジャスター。

プラスチック製のものより多少値段は高くなりますが、見栄えの差は歴然なので、こちらを採用。

SPF材の上(天井側)になる部分にアジャスターを取り付けたら、次は下(床側)部分。滑り止めシートを強力両面テープで貼り付けます。

すると、SPF材の底辺と床との接地は、こんな感じになります。

滑り止めシートがクッションの役割もになっているので、傷つく心配やズレる心配がなくて、とっても安心。

この滑り止めシート部分の工程は、省いても問題ありませんが、

  • 賃貸物件ゆえ、出来るだけ傷を残したくない
  • 重量のあるバイクを掛けるため、滑らない頑丈な柱にしたい

これらの理由から、村田家では、滑り止めシートを活用しました。これまで2年間のうちに何度も自転車の掛け下ろしを繰り返していますが、柱はびくともしておらず、頑丈です。

 

STEP4. SPF材を立てる

柱の準備が整ったら、いよいよ設置です。

まっすぐ立っているかを確認するために、2人で行うのが理想的です。

柱は、有効ボードを打ち付ける部分となるので、有効ボードのサイズに合わせて、村田家ではこのように設置しました。

細かな高さの調整は、アジャスターのネジを回して行えて簡単です。

 

 

STEP5. 有孔ボードを取り付ける

あとは、固定された柱にドライバーを使って有孔ボードをねじ止めしていくだけ。

ここも傾きがないよう、柱に印をつけながら2人がかりでネジ止めを行っていきます。1枚の有孔ボードに対してネジを6本使用して固定しています。

有孔ボードの取り付けが終わったら、もう基盤は完成です。

▼Before

▼After

 

 

STEP5. フックの取り付け

あとは物をかけるためのフックを取り付けるだけ。

小さなフックは、軽いものや、キャップ掛けに。

ダブルフックは、リュックサック掛けに。

これ以外には、
大きなフックを活用して、お気に入りシューズやトロフィーを飾ってみたり、

同じく大きめのフックに、SPF材をカットしたあまりの木材を乗せて棚にしたり。

そして、ロードバイク専用のフック。

ロードバイクは約8kgほどの重さがありますが、ビクともしません。

ちなみに、付属のネジだと柱まで貫通してしまうので、ギリギリ貫通しない長さの中で太いもので打ちつけています。

なんにもなかった壁が、有孔ボードを使った収納になったことで、部屋全体の雰囲気もガラリと変わりました。

作業時間としては、2人で約6時間ほど。
半日あればできてしまいます。

おうちでゆっくり過ごせるこの時間は、より快適な空間を作るチャンス!
ぜひぜひ、自宅でゆっくり過ごせるタイミングで、DIYに挑戦してみてください。

 

ネットで購入できるモノリスト

  • 有孔ボード(ネットでも買えるがホームセンターだと1枚2,000~3,000円ほどなので近くに買えるところがある人はお店で買ったほうが安いです。)
  • SPF材(2×4)
  • 紙やすり
created by Rinker
  • 電動ドライバー
  • シングルフック
  • ダブルフック